洋書

"AZUMANGA DAIOH #4"

『あずまんが大王』の翻訳版。話の種にと借りただけで、女子高生物なんて読むわけねーと思いつつパラパラめくってたら、思わず面白くなって読んでしまう。これが最終巻なのね…。

Astro Boy #1

鉄腕アトム一巻目の英訳版。初めて、アトム(Astro)がどうして作られたか知りました。お茶の水博士が作ったわけじゃないのねー。各エピソードの最初に、必ず手塚先生が出てきて、そのエピソードに関わる感想やら説明やら製作意図なんかを述べるのが、なんか淀…

"The Way Life Works"

"The Way Life Works: The Science Lover's Illustrated Guide to How Life Grows, Develops, Reproduces, and Gets Along" by Mahlon Hoagland and Bert Dodson。中学生にも分かる絵解き分子生物学入門。非常に楽しい〜〜! 生物の仕組みが、沢山の絵と模式…

Junie B. #25。Bestest, ever!

Junie B. Jones シリーズの最新刊、25巻目。"Junie B., First Grader: Jingle Bells, Batman Smells!" by Barbara Park。相変わらず、明るくて生意気で、何より騒がしい、小学1年生のJunie B. Jones。今回も全開バリバリで楽しい。隣の席に座ってる、いつも…

"Yugao" from "The Tale of Genji"

源氏物語から、「夕顔」。翻訳は、Arthur Waley。自分のイメージと違ってて、非常に面白かったです。(私の知識は大和和紀の「あさきゆめみし」を中学だか高校だかに読んだくらい。)高尚でお美しい世界というよりは、人間的で、今でも「分かる」部分の方が…

鉄腕アトム、改め、Astro Boy #2

鉄腕アトム。なんで、Astroと改名されてんでしょ。実は漫画もアニメも見たことなかったので興味深く読みました。うーむ、さすがに面白いですね。もっと子供向けかと思ったらば、機械対人間の問題をさらーっと軽く描いてて、なんかすごい。話によっては、タブ…

火星年代記

"The Martian Chronicles" by Ray Bradbury。引き続き、レイ・ブラッドベリの『火星年代記』、読了。 ブラッドベリ自身の朗読を聞きながら。私はカセットを図書館で借りたけども、どうも手に入るのは、今はaudibleからだけらしい。朗読としては決してうまく…

火星年代記

"The Martian Chronicles" by Ray Bradbury。レイ・ブラッドベリの『火星年代記』。本人による、朗読を聞きながら読み始める。これが、最初にブラッドベリが本の紹介をするんだけど、まず、興味深いのは、この本が、Sherwood Andersonの"Winesburg, Ohio"に…

子供向けの細胞関係、3冊

子供向けの、細胞関係の本を何冊か。質はともかく、数をこなしてくと、なんとなく言葉には慣れてきたような。

子供向け遺伝学

"Genetic" by Trevor Day。ISBN:1410303012、"Routes of Science"シリーズ。「○○のふしぎ」みたいな、小学校高学年向けの遺伝学の本。これが結構面白い。歴史的経緯を追いながら、読み物形式で書かれていて、少し難しい単語や人名が出ると、別枠で説明。写真…

Mermaid Saga #1

"Mermaid Saga" #1 by Rumiko Takahashi。高橋留美子の「人魚の森」。短編集なんだけど、エピソードが途中で終わっていて、2巻が気になる…。

He

"He" by Katherine Anne Porter(1890-1980)。貧しい農村の家庭。プライドが強く人に弱みを見せられない、周囲の目を気にしすぎる母親。二人の娘と知恵遅れの息子。息子を特に愛する母親の心の葛藤が描かれる。重いんだけど、淡々とした筆致、なのに伝わる物…

The Girl with a Pimply Face

"The Girl with a Pimply Face" by William Carlos Williams(1883-1963)。医者の一人称。貧しい移民一家の子供の病気で呼ばれた医者。母親はアル中、娘は他人だけでなく自分自身への興味もなくしたように、顔中ニキビだらけでも気にすることもない。娘に魅か…

The Notebook(読み易いと噂の、ニコラス・スパークス)

"The Notebook" by Nicholas Sparks。老人が病床の老女に向って、一冊のノートに書かれた物語を読み始める…。読み安いと噂に聞いてて、一度は読もうと思ってたNicholas Sparks。まあ、平易な文章で書かれた恋愛小説なんですが。うーん、好きな人はいるだろう…

Mermaid Saga #3, #4

"Mermaid Saga" #3, #4 by Rumiko Takahashi。高橋留美子の「人魚の森」のシリーズ。日本語版で読んだことがないなあ。多分。最近読んだ日本語からの翻訳物の中では、元の日本語が気にならなかった。訳がよかったのでは、という気が。元の本が、色々な時代の…

Sonny's Blues

"Sonny's Blues" by James Baldwin(1924-1987)。Harlem Renaissanceの作家と聞いたけどちょっとそれには時代が遅い?NYのハーレムに住む黒人兄弟。兄は社会状況に一応適応して高校教師をしている。弟はジャズミュージシャン目指すが、ドラッグで逮捕されると…

魔法の樽

"The Magic Barrel" by Bernard Malamud。ユダヤ人作家。ラビになろうとしている男が、嫁さんがいた方が職が見つかり安いよと言われて、慌ててお見合い業者に頼む話。いずこも大変だと。

吉本ばななの"Kitchen"、逆輸入。

"Kitchen" by Banana Yoshimoto。(Megan Backus訳。)吉本ばななの、「キッチン」英語版。"kitchen""Moonlight Shadow"の2作。原作も平易な文章なんだろうけど、それにもまして翻訳の英語が平易なのではと。やっぱり日本語の方がいいかな、文章力というか説…

バナナ魚

"Banana Fish #1" by Akimi Yosida。アッシュが英語を喋ってる〜。最初の頃の絵柄はこんなだったか、と懐かしい。

Zekeいいなあ。

"Mr. Putter & Tabby"シリーズ、2冊。by Cynthia Rylant, illustrated by Arthur Howard。ほのぼの。こんな風邪なら引きたいなあ。Mrs. Teaberry のところのブルドッグのZekeが大活躍で嬉しい。ブルドッグ飼いたいなんて思ったことなかったけど、このシリー…

Zack Files #16

"Evil Queen Tut and the Great Ant Pyramids (The Zack Files #16)" by Dan Greenburg。毎度不思議なことが身の回りに起きるZack少年のシリーズ16巻。友達の痩せ薬を間違って飲んで縮んじゃったZackが蟻の世界で奮闘!ちゃんと蟻の生態なんかも分かって楽し…

初スタインベック。

"The Chrysanthemums" by John Steinbeck (1902-1968)。大きな菊の花を育てることに情熱を注ぐ、欲求不満の主婦の話…と書くと身も蓋もないか。平易な文章で繊細で丁寧に書かれた、佳作短編。読んでいて気の合う感じとでも言えばいいのか、するする読めるので…

悪魔の辞典の、アンブローズ・ビアスでした。〈イギリス人だと思ってたよ・・・)

"An Occurrence at Owl Creek Bridge" by Ambrose Bierce(1842-1914)*1。巧妙なプロットの一作。北軍の兵士に橋の上で今にも縛り首にされようとしている南部の農民。彼は逃げることができるのか・・・?極限の精神状態からの視点とか、森の中で夢か現か分か…

Heavenly Village

"Heavenly Village" by Cynthia Rylant。死んだ後も心残りのある人なんかが、天国に行く前にしばらく暮らす村。何人かの村人のエピソード、彼らがなぜここにいるのかが穏やかに優しく語られる。"The Magician"がいい。人の良いところを掬い取って浄化して書…

The Ruby in the Smoke

"The Ruby in the Smoke" by Philip Pullman。Sally Lockhart trilogy の1作目。ビクトリア朝時代、インドで生まれイギリスに移った16歳のサリーは父親から教育を受け強い自立心を持つよう育てられている。そんな彼女の元に、父親の訃報が…。阿片窟やら魔性…

A Rose for Emily

"A Rose for Emily" by William Faulkner。今日のクラスで。ポーなどの影響を受けて書いたという初期の短編。南部の閉塞状態と元プランテーション所有者の家族の最後の娘が周囲に追い詰められる様を描く。グロテスクな話ではあるけれど、ホラーというよりは…

ハリポタ#6

"Harry Potter and the Half-Blood Prince" by J. K. Rowling。粗筋もコメントも、書けないなあ。絶対ネタバレになるから。後半4分の1に勢いあり。感触としては、最終巻に向けての仕掛けそのもののような本、と見た。いつだか書いたハリポタ予想は、ほぼその…

The Lecture

"The Lecture" by Isaac Bashevis Singer(1904-1991)*1。著者を思わせる主人公がYiddishに関する講演をしに、NYからモントリオールに向う。列車が雪のため大幅に送れ、駅で彼を待っていたのは二人のみすぼらしい女性だけ…。 *1:ポーランド生まれ、ナチスの…

The Wonderful Ice-Cream Suit、ブラッドベリ。

"The Wonderful Ice-Cream Suit" from "A Medicine for Melancholy" by Ray Bradbury。6人のメキシコ系アメリカ人がお金を出し合って一着の真っ白なスーツを共有。その夜のドタバタと彼らの心の変化。内容が浅かろうと作者のご都合主義なところが随所にあろ…

Maya Angelou

"Momma, The Dentist, And Me" by Maya Angelou。明日のグループディスカッション用。ハーバードエクステンションで使った教科書(エッセイ集っぽいの)から友達がピックアップ。普段の短編クラスの小説と似てるなあ。子供の頃に経験した人種差別がテーマで…