火星年代記

The Martian Chronicles (The Grand Master Editions)
"The Martian Chronicles" by Ray Bradbury。レイ・ブラッドベリの『火星年代記』。本人による、朗読を聞きながら読み始める。これが、最初にブラッドベリが本の紹介をするんだけど、まず、興味深いのは、この本が、Sherwood Andersonの"Winesburg, Ohio"にインスパイアされたということ。冒頭の一編などの火星へのロケットの発着場所がオハイオなのはそのためか。
audiobookとしては、通常のものは役者や声のプロが朗読するわけで、そういうものに比べると、正直、レベルは落ちます。(^-^;)。でも、著者朗読で嬉しいし、聞いているうちにのめりこんでそんなに気にならなくなるし。
英語としては、かなり平易な部類に入りそうで、PB入門としてもオススメかも。内容的には古いSFだけど。各短編が書かれたのは、1945〜49年、レコーディングされたのは、70年代のもよう。
それにつけても、ブラッドベリの本の表紙はどれもこれも変だよね。