The Ruby in the Smoke

The Ruby in the Smoke
"The Ruby in the Smoke" by Philip Pullman。Sally Lockhart trilogy の1作目。ビクトリア朝時代、インドで生まれイギリスに移った16歳のサリーは父親から教育を受け強い自立心を持つよう育てられている。そんな彼女の元に、父親の訃報が…。阿片窟やら魔性の(?)ルビーやらの登場で、謎は深まる一方。どんどん登場人物が出てきて、伏線が張られて結構追いかけるの大変だけど、読む価値あり。アマゾンの評なんかで「ライラより簡単」という声もあるけど、私にとってはライラより難しい。主役の年齢=対象読者層の年齢、だとすると比較的大人向けだと思うけど。まあ好みの問題もあるのかな。
これは朗読テープを聞きながら読み。朗読はunabridged版(非省略版)なのに、結構違う。本の方がアメリカ版なので、アメリカの子供向けに書き換えられたのかなあ?文章の一部が違うのは勿論、段落がごっそり抜けてたり、順序が違ったり、書き換わってたり。文章が入ってる場合もあって、ここまでいくと、作者が改版したのかなあ…??朗読そのものは高い声の男の人で、その分女性や老人の声の時に無理がなくて意外と良かった。