和書

「ぼんくら」(上)(下)宮部 みゆき 著

宮部みゆきのは安心して読めます。時代物の雰囲気も好き。意外性がなくて類型の積み重ねな感じはあるけど、「庶民の知恵」みたいな雰囲気とかがぴったり。ミステリーとしてはどうなんでしょ。全体の構成として、最初の短編数編をあとでひっくり返す二重構造…

「邪魔」(上)(下)奥田英朗 著

同じ作者さん、MYZKさんが置いてってくれたのも、同じ。多謝。感想は上とほぼ同じ。普通の主婦の頑張りと言うか暴走というかがすごい。個人的には、最後の方はいらんかもなあと。パート先のスーパーの社長が、えげつなくて好きです。主婦がこの社長に○○して○…

「最悪」奥田英朗 著

「結構面白いよ」と置いてってくれたMYZKさん多謝。ほんとに面白かった。小市民三人が些細なことが積もり積もってエスカレートしてもがき壊れながら追い詰められてそれこそ最悪状態に。壊れるといっても陰湿ではなくて、どっかしら人間の強さもあり、心神喪…

"TVピープル" 村上春樹

図書館で借りまして。何年ぶりだろう、読むの。懐かしいなあ。『我らの時代のフォークロア』『眠り』が、昨日の"A Shinagawa Monkey"と重なるテーマでしょうか。『眠り』の方は、私の読み方も変わったなあ。 そう言えば、『風の音を聞け』じゃなくて『風の歌…

『不夜城の乙女』渡辺えり子。

ISBN:4152033487 図書館で禁断の日本語棚に近寄ってしまい、なんとなく渡辺えり子の名前が目に入り、「確か面白い役者さんだよなあ…」、とパラパラめくると、最初のエッセイの出だしがこれ。 高校の頃、現代国語の時間に「私の将来の生活設計」という題の作…

のだめ、4〜7

『のだめカンタービレ』4〜7巻。やっぱ面白いなあ。なんか読んでると、楽器を演奏してみたい!気になります。キャラとして一番好きなのは、やっぱ真澄ちゃんですね。 でもまあ、隣に住むムチャカッコイイ先輩(多少性格が悪いけど、当然そこがまたいい)と…

叛逆の家紋…すごい。

『叛逆の家紋』平田 弘史。ISBN:4883791912。たけくまメモファンの旦那がお土産にと頼んだ物。歴史劇画漫画の短編集。うーむ。色んな意味ですごいです。最初の『吉田松陰』がいい。最後の話の『嘘』は、子供がどこから生まれるかで論争になった少年同士で、…

失踪日記

「失踪日記」吾妻ひでお。これ実話なんだよね、すごいです。面白い。締切りを落として失踪・路上生活・肉体労働・アル中で入院。と筋がすごいけど、その細部がまた面白い。また、それをネタに明るくマンガで描き切るってのが、業ですね。(それもほんとは、…

ニシノユキヒコの恋と冒険

「ニシノユキヒコの恋と冒険」川上弘美著。図書館で見つけたので。久々の和書。掴み所がないというか。つるつる読めるけど、この著者の本の中では上質ではなさそうな。中では、「まりも」のおばちゃんがいい。

魁!男塾

「魁!男塾」4〜8巻。文庫本じゃなくて、Jump Comicsの方。TORさんにお土産で頂きました。脳ミソとけそう。まあ、使ってないから問題ないんだけど。

大塚英志のサブカル本

うーん記憶がない。前日に借りた、 「彼女たち」の連合赤軍―サブカルチャーと戦後民主主義 by 大塚 英志 を読んで、ちょっと暗くなってたような。その他何したかなあ。まあ、日常生活か。

たそがれ清兵衛

「たそがれ清兵衛」藤沢周平。実は前回帰国時に友達に結構いいよと言われて持ってきていたのが放置状態であった。表題作のみ読む。いいじゃないですか。(映画より。)とぼけた味の主人公に、押し付けがましくなくて地味やおかしみがにじむような文章。(し…

のだめ

"Nodame Cantabile"1巻と「のだめカンタービレ」1〜3巻。nigekakeさんがお土産に和本の方を持ってきてくれて、英語版の1巻も買って読み比べてみる。英語版の方を先に呼んだんだけど、印象がかなり違った。のだめの方は「ふわふわ不思議系少女」かと思え…

日本人の英語

「日本人の英語」 マーク・ピーターセン著。旦那が日本から持ち帰った本。飛行機待つ間に読んでいました。今更ながらですが、とっても面白いですね。学生時代に読んだ時は「へー」くらいだったけど。自分の中で質問の形にまでならなかったモヤモヤした部分に…

ガラスの仮面42巻、Hunter×Hunter21巻、バーバー・ハーバー5巻など。