メリークリスマス!

Frohe Weihnachten! (ドイツ語の、"Merry Christmas"でっす。)


最近は最高気温でも氷点下という日が続いてます。フランクフルトでは、4週間ばかり続いたクリスマス・マーケットが終了して、また地味〜な街並みに戻りました。冬至を過ぎて、これから段々と日が長くなっていきます。夜に見栄えがする電飾バリバリのクリスマス・マーケットが、日が短くなっていく時期に催されるのは、暗い冬を乗り切る生活の知恵というのもあるんでしょうね。(ドイツの冬は曇り空ばっかりでほんとに暗い!)
昨日24日の夕方に街に出たときには、レーマー広場は何もないのになぜか物凄い大混雑。人の流れに乗って行ったものの、早々に退散してしまった。ひたすらに、教会の鐘が鳴り響いてました。今日・明日とドイツは祝日。ほとんど全ての店が閉まって街は閑散としてます。
そう言えば、アメリカにいた時には、他宗教に対する心配りということで、この時期に "Merry Christmas" という言葉を聞くことも目にすることもまずなかったんですが、(カードの挨拶なんかも"Have a happy holiday season!"とかが多かった)、こちらはあまり気にしないですね。大学のゲストハウス住まいなので、それこそ人種のるつぼなんだけれども、公の文書にしっかり"Merry Christmas"と書かれてるし。街中もカードも、至るところに"Frohe Weihnachten!"のかけ声と文字とが。宗教心が強いわけじゃなくて、日本と同じく、そういったことに過敏じゃないから、というのが理由のようです。


とまあ、時事ネタを書いてはみたものの、日記の更新は8月以来の4ヶ月ぶり。我ながら何をしてたんでしょうかね。全然日記とは呼べないですね。一応、その間の近況報告しますと:
(長いよ〜)


9月はドイツ語のクラスに行ってました。その後はドイツ語とはすっぱり縁を切り・・・というほどでもないですが、Tandemの相手と会って話すくらいで上達どころかどんどん落ちてます。Tandem パートナーとは気が合いすぎてなんとなくお互い言いそうなことが分かるので、勉強にならないし。週に一回くらい彼女んちに行ったり一緒に出かけたりしてますが、完全に遊びだなあ。


あとは腰の重い自分にしては、長めの旅行が多かった。えーっと、まず、8月末に2週間ドイツ国内の集団バス旅行(トホホ)。10月初めに1週間のパリ旅行。ダンナの研究会にくっついて行って、自分だけ観光。楽しかったなあ。10月末から2週間、一時帰国。これまた忙しかったけど楽しかった。日本から戻って急遽、11月後半に一週間のロンドン旅行。これも思い出深い。これらの細かい行程も、記録のために追ってアップしたいなあと思ってますが、はてさて、いつになるやら。


12月に入って、細々と翻訳のバイトを始めました。実は、7月くらいからずーっと、翻訳会社をチェックしたりトライアル(仕事ゲットのための試験)を受けたりを続けてました。しかし、未経験の海外在住者が、ネット上のやりとりだけで仕事を得ようとするのは、厳しい!(アメリカ出る前にTOEICを受けとけばよかったと後悔。ヨーロッパの受験はバカ高いし。)12月になってようやく、奇特な会社から連絡があって、先週末まで缶詰状態で作業してました。とにかく実績と信用を築くことが第一だからと、丁寧に誠実にと作業したのですが、時間かけすぎました…。なので、時給に換算すると、とんでもないお値段(^_^;)。まあ仕方ないけど。来年からは、別の所から毎月ちょっとした作業が貰えることになったけれど、これまたほとんどボランティア同然。まあ、こういった作業を通して実力をつけつつ、他のトライアルも次々と受けてもっと割のよい仕事をゲットしたいもの。「ええぇ、全然たいしたことないんですよぉ、小遣い稼ぎに毛が生えた程度でぇ、ちょっとした空き時間にやってるだけでぇ、趣味っていうかぁ」、なんて心にもないことを余裕かましながら言えるくらいになりたい…。(誰なんだか、このキャラは…。)
帰国がいつになるか不明なので、ドイツで職を探す気にもなれないし、(ドイツは失業問題があって外国人の就労が厳しいし)、期間の分からない在独中だけでも切れ目なく仕事が取れるようになるといいなあ。あらら、近況報告のはずが来年の抱負になっちゃった。


ベルヴィル・ランデブー [DVD]
さてと、ボストン時代にこの日記のメインだったはずの洋書読書はというと、すっかり日本語読書に切り替わってます。というのも、翻訳のバイトしようかなーと思い始めてあれこれやっているうちに、むしろ英語読解力より日本語の文章力が問題だと、他人からも指摘されるし、自分でもそう思うし。約4年間分の日本語読書量を取り戻すべく(ムリだけど)読んでます。ありがたいことに、日本語の本を借りられる場所が市内に2ケ所あります。(それぞれ欧日協会・独日協会といいます。)新しい本はないですが、それでも読むものには事欠きません。英語の本は市立図書館でそこそこ借りられるんですが、それこそ数えるくらいしか読んでないなあ。ドイツ語は言うに及ばず(^_^;)。読まなくても悲しい性で本のチェックと貸し借りは常にしてます。サイトでアイテムのホールド依頼なんかもできるので、ボストンほど迅速じゃないけども、まあまあ便利。メインの図書館が新設になって、貸し出しが自動化されてその点ですごく便利になりました。待たなくていいし。ただ、返却時は手渡しなのでこちらで列になっていることも。(ボストンでは「図書返却箱」に営業時間外は放り込んでおけば終了だったんだけど、ドイツにはそんなものない! 返却時には、アイテムをチェックする必要があるから。以前、ちっちゃい子が本を返す時に、図書館員が中をチェックして、「ここにいたずら書きがあるけど」と子供をねめつけ、子供は「最初からあった!」と睨みあってるのに出くわしたことがあります。うわあ、これぞドイツ!と思いましたっけ。)週に2回くらいは、これらの図書館めぐりで、読めずに返し、返しては借りを繰り返して、相変わらず背骨が折れそうな量の本を持ち歩いてます(^_^;)。この数ヶ月の面白かった和書・DVD・洋書の紹介は…、時間を見つけて、厳選したものをぼちぼち紹介したいけど、難しいだろなあ。
とりあえず、お薦めDVD一枚貼っときます。(私が見たものは、言語がフランス語とドイツ語しかなかったけど、分からなくても十分面白かった。ああ、監督の解説の一部は英語だったっけ。)


というわけで、なんだかわやくちゃになりましたが、近況報告まで。