二日連続で、

バス・電車でコントローラー(Kontrolleur:検札官)に出会いました。3月に立て続けに遭遇して以来、ずーっと会ってなかったと思うんですが、皆して長期休暇を終えたのでしょうかね。ダンナも最近よく会うそうで、今は強化週間なのかも。
こちらは、電車に乗るときに改札がなくて、各駅の備え付けの券売機で切符を各自が買って勝手に乗ります。(ドアも手動。)じゃあ、薩摩の守…、もとい、キセルをする人がいるじゃん、というところなんですが、時たまこの検札官が乗っててチェックするわけです。検札官というか、覆面検察官とでもいいたいですが、というのも、彼らは3人組くらいで私服なんですね。なんにも私達無関係の乗員ですーといった年恰好の3人くらい(二人くらいはマッチョ)が、突然バッと手帳を見せて、ムッツリしながら皆の切符を確認し、次の駅で降りていくんですね。キセル乗車の人は、彼らに制裁の殴る蹴るの暴行をじゃなかった、まあ取り囲まれて身分証明を提示させられ連絡先を聞かれ電話確認とかされて違反切符を切られるようです。(捕まった人は大体どうにか白を切ろうとしますが。マッチョな検札官はムチャ怖いです。最初会った時『特高』という言葉が思い浮かびましたよ。)で、罰金が40ユーロ。
そこらじゅうに、『切符を持たないのは裸でいるのと同然で恥ずかしいこと!』という内容の掲示や、裸で電車に乗ってる人のポスターが貼られてます…。(ダンナが喜んで写真撮ってましたが…。)
ちなみに、一ヶ月定期が70ユーロ近くもするので、4ヶ月彼らに出会わなかった時期はほんと残念でした。今週は、丁度旅行までの一週間だけ定期が切れたんですが、なんだかんだでほぼ毎日バス・地下鉄を利用して乗り降り乗換えを繰り返すので(ほんとに交通網は便利)、結局一週間定期を買っといたんですが、買ってよかった〜〜〜。
最初は、なんだかこのやり方が、羞恥心とか恐怖心とかで乗車券を管理しようとするように思えていやだったのですが、最近はすっかり慣れました。サービスを受けて代金を払うのは当然ですしね。(言い値で、結構高いというのが辛いけど。)何より、楽チンです。もう少し、検札官の腰が低くて愛想よけりゃいいんですけどね。ま、ドイツだから、しゃーないです。
このやり方、他の国で通用させようとしたら、どうなるだろう…、と考えるのも、なかなか楽しいです。