"Der Name der Rose"

薔薇の名前 特別版 [DVD]
薔薇の名前』のDVDを図書館で借りて見ました。ドイツ語表題を書いてみましたが、実際に見たのは英語で。便利な世の中…(^_^;)。久しぶりに見ましたが、あの少年はクリスチャン・スレーターでしたか! 初々しくてかわいい…。でも、最高にかっこいいのは勿論ショーン・コネリーっす。脂気も適度に抜けて、軽妙洒脱な修道士役がぴったり。書痴なのもいい。
この映画の撮影に使われた修道院がフランクフルトから数時間で行けそうな場所にあるそうです。(それが理由か、このDVDはあちこちの図書館でよく見かけます。)映画のメイキングが、これはどうやらドイツのテレビ番組らしいのですが、独語しかないよう…。ともかく、これで予習もしたし、実地に行ってみたいもの。
上の公案南泉斬猫』は、猫に仏性があるかないか論争のようですが、『薔薇の名前』の方は、イエスが笑ったかどうか論争もテーマ。部外者にとっては、そんなんどーでもえーやん、というようなことに時間と命をかけるのは何処の宗教も同じなんでしょか。こうして脚色されたり歴史をからめたりしてエンターテイメントに仕立ててもらわない限り、そんなんどーでもえーやん、で終わってしまう自分の感受性が少々寂しくもあります。