"American Splender"

泣けます。って私だけかもしれませんが。しょぼくれた日常生活を、そのまま（ネガティブなまま）マンガ原作として書き続ける主人公。（つげ義春ふうの漫画か？）しかし勿論それじゃ食えないので病院での事務職もずっと続ける。半分ドキュメンタリーの映画。(ところどころ、本人と俳優さんも交錯。俳優さん達もすごい。）
ガンコな変人親父が周りに似たような人を引き寄せ、同時に周りの変人を対等に見つめて取り上げて輝かせることさえできる。怒りや憤りをそのまま出したむっつり顔のおっちゃん、でも繊細で小さいことを見つけて大事にしてそうで、状況を面白がれる・少なくとも客観視できるおっちゃん。（David Letterman の番組でそのノリが受けて何度か出演。その様子も挟み込まれてて、David Letterman（アメリカのタモリ？）があまりいい切り取られ方をしてないけども、でもこのおっちゃんを対等に扱っている様子も見て取れます。本質は似た二人なのでは。と思う。）皆がみな、最後まで我が道を行き、相手を理解しないしできないけども、相手を尊重して関係を築いて保とうとする、いいですよね〜。