"Martin Luther King"

*MARTIN LUTHER KING       PGRN3 (Penguin Readers, Level 3)
だいぶ前に友達に貰ってた、キング牧師の本。これを機にようやく読みました。ペンギンのレベル分け語彙制限本(GR)。大雑把にキング牧師の一生や公民権運動の流れを知るのにはよいかと。演説の背景も分かるし。正直言うと、ただ事実の羅列という感じで、あまり面白くないのですが(^-^;)。GRだからとか、non-fictionだから、とかじゃなくて、書き方かなあ。比べても意味ないけど、"I have a dream"を何度も読む(聞く)方がグッと来ますよね。
読んでると、ダンナが、別の本を読みながら、「キング牧師は不倫してたらしいよ」「若いキング牧師を立てたのは、捨て馬にできるってのもあったらしいね」「Rosa Parks より前にバスの席を譲らず逮捕された人がいたらしいけど、15歳の少女で未婚で妊娠してたから、運動のシンボルとしては不適当と見送られたらしいよ」と言ってくる。
そりゃそうだよね、政治運動なんだから、それくらいの策があって当然かと。寧ろ、ほんとに奇麗事だけでナイーブにやってたとしたら、結果は出なかったかも。(「結果は出ている」と言えるかどうか、今なお分かりませんが。法的には平等の権利を勝ち取りはしましたが。King牧師の夢の多くは、まだ適っていませんし。)
不倫については…。人間的な弱みを持った人が高邁な理想をかかげ偉業を成し遂げるからこそ、すごいわけで。非常なストレスの元にいたことは間違いありませんし。と言っても、これは自分と関係ないから言えるんですが。もし自分のダンナが、「就職活動のストレスで(^_^;)」とか言って不倫しようものなら、回し蹴りして三行半を叩きつけて高額慰謝料を要求するところです。(払えないでしょうけども(^_^;)。)実際にキング牧師が不倫してたかどうか知りませんが、もしそうだとすると、奥さんは同じ運動の支持者として、表立って責めたり離婚したりもできず、辛い立場ですよね。こんなバカな日記も書けないし。
Rosa Parksは、つい先日、去年の10月に亡くなりました。その新聞記事を見て、「まだ生きていたのか!」とビックリしたっけなあ。同時代を生きた人もまだまだいるし、というか今なお進行中の運動ではあります。