Animal Farm

"Animal Farm" by George Orwell。日本語で読んでない名作第一弾（でもないか？）。読み出したら止まらなくなった。（短いし。）イギリスのとある農場の動物達が、自分達が搾取されていることに気付き、人間に対して反乱を起こし、動物だけによる平等な世界を築こうとするも…。共産主義の破綻を戯画化したものと言えば古いようだけども、そんなことなくて、身の回りや現在の政治、歴史・宗教など色々な場面が心によぎります。生き生きとした描写が圧倒的。最初は大爆笑で読んでたんだけど、（いやほんと面白いのよ）、最後の方はうんざりと言うかいたたまれない気分に。この塩梅が絶妙で作家の筆力というものなのかと。
朗読CDを聞きながら読みしたけども、これがまたムチャクチャよい！だみ声のおじさんだけども勢いよくて。朗読者は Patrick Tullさん。（おお、この人色々朗読してるのね。"Master and Commander"とか修道士カドフェルものとか。）英語は、動物達がメインキャラのせいか、非常に分かり安くて、そんじょそこらの児童書よりも簡単なくらい。