Giver の続編。

Gathering Blue
"Gathering Blue" by Lois Lowry。数日前から読んでいて、読み終わる。朗読カセットも借りて聞きながら読み。朗読者の声もいい。"The Giver"に続く、近未来物。"The Giver"の方が高度に技術成長した管理社会という設定だったのに対し、こちらは何度か文明の破壊・衰退を繰り返した後の、原始性の残る社会。「許す」ということがなく共同体に害をなす者や障害者は追放される。Kiraは足に障害を持って生まれ、父は既になく、守ってくれていた母親が突然なくなることで生命の危機に陥るが…。暗い謎の多い社会設定が興味をかきたてる。色彩や音楽がキーになるところは"The Giver"と同じか。題がすごくいい。(映画"The Village"と雰囲気や設定の共通している部分があり、落ちまで同じかとビクビクするも、違っててよかった。。)朗読の最初には作者からのメッセージがあるし、単行本の後には、作者へのインタビューなどがあり、この本を書いた意図などが聞けて興味深い。(全然私の読み方と違ってたりするし。)さらに一作続いて、三部作になる予定らしい。