『戦争中の暮しの記録』 暮しの手帖編集部 編 ★★★★★
戦時中の暮らしについて語った、ごく一般の人の手記や日記や手紙が数多く載せられています。当時の写真や絵も随所にありますが、メインは手記の部分です。生々しく重苦しいほどの描写もあれば、大変な生活の中でも軽妙な視点を失わない描写もあり。自分の、だらーんとした日々の生活が恥ずかしくもなったり。量が多いので、まだ全部読んだわけではないですが、ちょっとずつ読み進める予定です。
1968年に暮しの手帖の特集号として雑誌の形で出版されたそうです。応募総数1736篇から選んで編集し雑誌として出され、それに付録として、戦争経験のない若いひとの感想と、その感想にこたえる形で戦争体験者の感想が追加されて、翌年に保存版として本の形で出版されています。
図書館にあるべき本じゃ?と思いましたが、複数冊あるようで、在庫整理されたものが放出されたようですね。(そりゃそうか。)