聖書入門に2冊

とりあえず、目ぼしい部分を頭に入れようと、ざっくり読みました。


「マンガ版 聖書旧約・新約物語」（樋口 雅一、山口 昇）。意外と面白い。説話（たとえ話）の部分が楽しい。一番共感できるのはヨナ書のヨナさん。それにしても、神様は自分勝手で嫉妬深くて人間不信で手に負えない。人を試すようなことをしては「ほらやっぱりダメだったろ」みたいな性格は、人間だったら苦手なタイプです。


「旧約聖書を知っていますか」（阿刀田 高）。異教徒による異教徒のための、旧約聖書入門。エッセイと物語を混ぜたような形式で、記憶に残りづらいアブラハムから４代のところを重点的に扱っているところがまたよかった。この本を読んでサルトルの「実存主義とは何か」に行く人も多そう。