近郊のWiesbadenに

友達とお風呂(スパ)に入りに行きました。ドイツ語で"Bad"は『お風呂』、"Baden"は『入浴・水泳』などの意味があるので、この手の言葉がついてる地名は、大体温泉が湧いてるところですね。
さて、ドイツのお風呂と言えば、混浴!なのですが、そのためか、行くという話をダンナにしたら、
『身の程知らずにもほどがある!!!』
と目の色を変えて止められる…。実は私達が行こうとしてる火曜日は、女性専用なんですけどね。最初っからそう言ってたんだけど、その部分はまるで聞いてなかったらしい。ダンナには人の話をよく聞けと、ひとしきり小言。(効かないけど。)
WiesbadenはフランクフルトからSバーンで45分ほど。往復で13ユーロほど、定期をもっていれば9ユーロほど。5人までのグループチケットが22ユーロで、これだと当地のバスなんかも乗り放題になるので、二人以上だったらそっちのがお得かと。
Wiesbadenは由緒正しい保養地なので、並ぶ建物なんかもデコラティブで豪華な雰囲気。カジノなんかもあるそうな。私達は Kaiser-Friedrich-Therme という施設に行ったけども、これまた豪華。前もって予約しておけば、マッサージや砂風呂なんかもあるらしいけども、我々は一番ベーシックな料金で。
壁画やタイルや高い天井の天窓などがあって、一番綺麗な雰囲気なのが水のプールで、これは冷たすぎてすぐには入れず。他に35℃くらいのぬるま湯の源泉風呂(塩味)とかもう少し熱い40度くらいの風呂とか。あと、色々なタイプ・温度のサウナが6種類ほど。木の寝椅子が置いてある部屋もあり。ほとんどの部屋で、アロマオイルかなんかが炊かれていて、最も熱いサウナ(90℃ほど)ではむせ返るほど。ユーカリみたいな匂いでした。仄かに香っている分にはとてもいい感じでした。スチームバスは、私は苦手で速攻退散。シャワーもあちこちにあり。寝椅子がともかく気持ちよくて、家に一つ欲しいくらい。ついつい昼寝。
私は眼鏡を外すとほとんどぼんやりしか見えないので(人の顔とかも見えない)よく分かりませんが、平均年齢は確実に50歳以上。60くらいかも。平均体重は80キロ以上は確実にありそう。みんな、サウナなんかでどでーんと全開で寝てました。(右にならえで、どでーん。)
女性専用といえど、男性の管理人がサウナから何からちょくちょく見回りをしにきました。(そりゃ、サウナでおばちゃんがぶったおれてたら力仕事になるしね。)友達は私より若く未婚なので結構びびって隠したりしてましたが、私はその段階で、どうでもよくなってました。もうおばちゃんやし(-_-;)。友達は「あの人、役得だよねー」と言ってましたが、私の悪い目でも、その男性のつまんなさそーな表情が分かるようで、ちょっと可哀想になりましたよ。
ともかく、3時間くらい風呂・サウナを楽しみ、30分くらい着替え・身支度で、制限時間の4時間でゆっくり過ごすことができました。人も適度に少なくて、清潔感もあり、とてもよい雰囲気でした。私にとっては久しぶりのお風呂なので(今はシャワーのみ。ドイツに来る時にNYで足止めを食ってホテルに泊まった時に浴槽にお湯溜めて入って以来だし、アメリカ時代も浴槽につかってない)、すっごい気持ちよかったす。(でもまあ、やはり高いし、実は泳げてサウナがあれば十分という感じなので、サウナがついてるプールかジムかに行くことにしよっと。)
で、一応他の場所も見に行こうと思ってたのに、サウナ疲れしたのか他の場所を見てまわることもなく、ビール飲んで夕飯を食べて、楽しく帰宅。


ちなみに、友達はなぜか帰りにお腹を壊したし、この日記は翌日に書いてますが、私もお腹をやられてます…。あのお風呂のせいではないと思うけども(^_^;)。最近はすごい寒いので、そこで冷たいプールや激暑いサウナに入ったりしたせいかなあ。