タンデム

ともかく天気が変わりやすい。ここまでひどいのはそんなにないらしい。
午前はドイツ語クラス。一旦帰って、タンデムの待ち合わせに。
タンデムというのは、所謂"Language Exchange Partner"のことで、つまり私の場合には日本語を習いたいドイツ人と週一とかで会ってお互い教え会うというもの。ドイツのみの呼び名らしい。Volkshochschule(VHS) のドイツ語クラスの先生が、(私があまりに会話が下手なのを心配したようで)、日本語のクラスの先生と連絡を取り合って、適当な相手を見つけてくれました。すごい厳しい先生だけども、色々親身になってくれて面倒見がよいのです。
で、今日はそのタンデムの相手と初顔合わせ。ドキドキしながら行ったらば、50才位の明るくて笑い上戸の人だった。私立学校みたいので芸術のクラスを教えてるそうな。「コーリン」「コーリン」とかいうので、ドイツ語なのか?と思えば、「リンパ!」ときてようやく分かりました、「尾形光琳」「琳派」でした(^_^;)。日本の画家や焼き物に興味があるそう。とにかく楽しくて話しやすい人で、日本人のドイツ語に慣れてるのか、一応会話もできて、よかったよかった。彼女の日本語はまだ話せるレベルではなくて、彼女のテキストとかの勉強を手伝うことになるもよう。ほぼ全部ドイツ語なので、願ったり叶ったりの状況で、申し訳ないくらい。
私は、ある程度自分で勉強してからじゃないとタンデムは時間の無駄になりかねないと思っていて(どうしても英語使っちゃうし)、まだ早いかもとすら思ってたのが、「もっと早くに探してればよかったかも!」と豹変。来週からクラスがないし、もう一人くらい探そうかなあ。
ドイツ語の読書に何がいいかという話になり、児童書読んでいるというと、児童書はむしろ妙な語彙が多くて難しいのでは、日本のことを聞かれる機会が多いだろうから、語彙としては日本の作家のドイツ語訳とかどうだと。で、「ミシマ!ミシマ!」と、なぜか三島由紀夫を強く薦められる…。そりゃ難しいっしょ、というと、いや簡単だと。ドイツ人作家だと、若い頃ヘッセとかよく読んでたけどもと言うと、ヘッセは難しいからやめとけと。今、"Das Parfum"を英語訳で読んでると言うと、Patrick Süskindも簡単だから読んでみたらと言われる。新聞も読めんっつってるのに。うーん、基準がまるで分からん…。ドイツ語の難易度だと、そういう並びなのかねえ。
もっと話してたかったけども、私は図書館に今日が期限の本を返しにいかなきゃ行けなかったし、彼女も仕事があるというので、2時間半くらいでお開き。