"Crash"

人種問題を丁寧に真っ向から扱った作品。舞台はロサンゼルス。最初の方はその描写に居たたまれなくなって見るのをやめたいと思いましたが、見続けてほんとよかったです。勿論「めでたしめでたし」では終わらないんだけど。
題名の通り、カークラッシュで始まり、カークラッシュで終わります。筋は到底書けません。見るしかないです。10人以上の主要登場人物の細かいエピソードを積み重ねてそれぞれが互いに出会いぶつかり合い影響を与える描写が、丁寧に織り込まれます。脚本と監督が素晴らしいんでしょうね。こんな話でコミカルな部分さえあるのがすごい。こんな題材で、重く始めて軽めに終わるのもすごい。去年のアカデミー受賞作。
アマゾンに画像がないので、とりあえず日本公開向けのホムペ。最初にアカデミー賞のことしか書いてなくてなんの映画かも良く分からないのは、題材的に日本で売れるのが難しいからかねえ。