"KWAIDAN"

怪談 [DVD]
相変わらず、『雪女』は、ひっかけでは?と思うんだけども。『耳なし芳一の話』はいいですね、やっぱ。全身のお経がかっこいい。(あと、ねたばれ)
本を読んだ時と同じ印象だけども、最後に芳一を迎えに来た男が、芳一を痛めつけるためとか嫌がらせとか、そんなんと関係なくて、「ありゃあ、耳しか残ってないからしゃーないからこれだけでももって行くか…、自分がお役目を果たしたって見せないといかんし」という感じで、淡々ともってく、という描写が好きです。なんでだろ。
怖いと言うより、物悲しさが感じられる話ばかり。恨みとか呪いとか、そういう悪意がない。小泉八雲の趣味なのかなあ。自分が知ってる日本の話が、翻訳だというのは不思議な気がします。原作を読んでみようかな。