コンコルドでチャリ、TMKさんともお別れ?

地球の歩き方を読む、ソロー。

今日はコンコルドへ。ポーターでTMKさんとJSと待ち合わせ。向こうで自転車に乗ろう!がテーマで、TMKさんにはうちの旦那のをお貸しするので、ポーターまで旦那と自転車で行く。
JSもハーバードから旦那さんが(心配で!)ついて来る。とにかく優しくて人当たりのよい感じのよい旦那さんで、TMKさんと感動。JS夫婦は自転車に乗る時はいつも二人揃って、らしく、また自転車も一時海外にいる友人の預かり物らしく、妻と自転車のことが心配でたまらないらしい。
ポーターからコミューターレイルでコンコルドまで。往復で10ドル。天気がいいからか、自転車を持って乗り込む人が他にも沢山。電車の中で、シュークリームを食べる。
コンコルドについたら、さっそく自転車でWalden Pond*1まで。
ソローの住んでいた小屋のレプリカを見て、その前のソローにいたずらをしたりしてから、Waldenへ。この周囲を自転車で回れると思い込んでたけど、禁止されてるそうで。狭い遊歩道を進む。おおお!ソローが質素に暮らしたWaldenで、海水浴場のように大勢の水着姿の人々が泳ぎ、日光浴を楽しんでいる!カヌーやボートの人も結構いる。気持ちよさそう。
ここは州の保護地域なので、自然の保存状態もよく、こんなに沢山の人がいるのにゴミ一つなく、水は澄んで美しい。ほとんどの場所が立ち入り禁止で、狭い遊歩道から出られないようになっている。この遊歩道を自然を楽しんで、友達とお喋りしながらゆっくり歩くのは、とっても気持ちいい。砂浜状態になって人が沢山いるのはごく一部だけど、ところどころに人が一人二人いられるだけの狭いスポットがあり、おじいさんが椅子に座って読書してたりする。ジョギングしている人も結構いて、追い抜かされたりすれ違ったり。いかにもソローに傾倒してそうな、自然派なにーさんが寄ってきて、植物のことを教えてくれたり。シェンに習ったのを思い出しつつ、設定を変えながら写真をパシャパシャ。それもまた楽し。夏もいいけど、秋の紅葉もいいだろうなあ。
一回りして、また自転車でメインストリート(?)へ。適当にレストラン見つけて入る。外はシックなんだけど中はアメリカンな。サンドイッチなど食べる。ビールはないかと聞くと、ないと言われる。「今日だけで何人もに聞かれてねー。アルコールを出す免許を取るのは結構難しいっていうか手続きが面倒で…」とこれまた何人にも言ってるんだろうなあということを言われる。キノコのパニーニ、おいしかったです。
その後はコンコルド博物館へ。小さい場所で、コンコルドの歴史が学べます。電車の時間もあるので、急ぎ目に回る。駅に行って電車に乗って帰る。
年相応な日程、相応な疲れ方で大満足。旦那とDavis Sq.で待ち合わせ。実は我々夫婦はDavis Sq.に行くのが初めて。主にレストランやカフェの場所なのかな、ちょっと多国籍な感じ。若い人が集ってるようで、活気があって、居心地もいい。私は雑多で勢いのある場所が好きだし。こんなとこがあったのに知らなかったなんて!TMKさんに色々学ぶ。
で、連れてってもらったのが、"Redbone's"というBBQやさん。牛のRIB(TEXAS)がうまーいい。思わず感動でガッツク。
その後、TMKさんちまで行って、引越しのMovingで売れ残った物を物色。色々頂くことに。これでTMKさんと会うのも最後かもしれないので、ハグして別れる。(日本人同士なのだが。まあ、そういう気分なのですね。)TMKさんは、本当に普通にいい人で、知り合ったばかりの頃には普通にいい人って結構多いけど、TMKさんの場合にはずーっとずーっと普通にいい人で、つまりムチャクチャ温厚で性格が良くて暖かい人なわけで。賢くて、尚且つお人好しというコンビネーションもなかなかいない。帰国されるのが本当に寂しいなあ。だけど、これからも友達なのは確定なので、そういう出会いがあったことに感謝。
旦那とよろよろ夜中に自転車で喧嘩しながら帰る。

*1:ここはソロー(Henry David Thoreau)が自給自足を行った場所。その過程で、自然について人について、読書と思索をめぐらした彼の著作の原題は、その名も"Walden"。