クラスにシェンにお友達んち。

午前は短編のクラス。Louisa May Alcott が匿名でスリラーや扇情的な小説を発表していたことについて。先生は、水銀中毒で脳がやられたんじゃないかとか*1、適当なことを言っている(^-^;)。若草物語とか今回の甘々恋愛物みたいな少女に夢を与える物だけじゃなくって、そういう暗い側面があって上等という気もするけど。(少女漫画家がレディコミに行くのにもちょっと似てるなあ。)
例によって例のごとく、昼に帰るのが遅れて、家で作って食べてる時間がなくなって、BUにいって、建物のすぐ側のカフェでランチ。シェンにも声かけて、結局そこでずっと話す。シェンが4年間住んでた上海について、観光本とか見ながら色々話す。
今回面白かったのは、中国の法律では、女は20歳・男は22歳で結婚してよいと。でも、大学生は結婚しちゃダメ。例えば子供とかできて産んじゃうと、退学になると。(大学っすよ!)(ちなみに、中絶は合法。)そして、さらに大学院生に対して特別ルールがあって、二人の年齢を足して50歳以上なら結婚してよい、と…。
学業成就のためかと聞くと、むしろ産児制限一人っ子政策ですな)で結婚できる年齢を底上げしてるのでは、と。ちなみに、一人っ子のシェン家には、毎月小額の報奨金が出てたそうで。逆に二人兄弟の旦那さんちは、法律違反ということで、罰金を払わねばならないと。だけども、ご両親がタフな方々で、文句言ってシカトして罰金を払わないと決めこんでると。意外と融通が利いてるなあ、という印象の話。(ああ、あと、一人っ子政策は、56民族のうちの漢民族のみ。)いやあ、魅惑の国、中国だなあ。
そうそう、アルコールは何歳から飲んでいいのかと聞くと、「知らない。法律があるかどうかも知らない。12歳くらいで子供向けのチョコ味のビール飲んだ」だそうで。ますます、魅惑の国なり。
BUから帰った後、ホールフーズでサラダとチーズとワインを買って、韓国人の友人のおうちにお邪魔。旦那さんがハーバードの学生さんということで、大学敷地内の学生・スタッフ向けのアパート。これがなかなか閑静な場所で環境がよくて部屋もきれいで。今、彼女は旦那さんが出張中というので、みんなでピザ(ピジャ)を食べてDVDでも見るかと。楽しくダラダラ食べてTVやオペラ座の怪人のDVDを見て(ついつい余計な解釈を入れすぎたか…)、沢山喋って。なんか学生時代のよーだなあ。予定通り、ちゃんと今日中に家に帰りつけて、よかったよかった。
そうそう、帰りに無灯火でチャリに乗ってたら、前を走っていたパトカーがゆっくり走り始めて、びびる。無灯火は確か交通違反の対象だったっけか、また罰金かなー、やべーと思ってたら、パトカーは路駐の全ての車の中をライトで照らして確認しながら進んでて、治安のためのパトロールのようで一安心。でも、道を変えてこそこそとめだたないように帰ったのでした。

*1:南北戦争従軍看護婦として参加した彼女は、腸チフスにかかり当時の治療薬に水銀が含まれていたことで、以後の人生を水銀中毒で苦しんだ。