裸の王様

"The Emperor's New Clothes" 前にも書いた、Rabbit Earsのビデオシリーズ。絵がこれもいい。ご存知アンデルセンの「裸の王様」。この話はほんとによく出来た話ですね。貴族階級(大人)を笑うとか、虚栄心をくすぐるところに金儲けの種があるとか、色々見方もありそうですが、今回は最初に布を見に行かされた大臣が気になりました。機織のこいつらはこんなに自信満々でああ布はほんとにあるんだろか、でも見えないよなー、見えないって言ったら自分が職を失うだろうし妻も子も孫も養わなきゃいかんし、もう困った困ったトホホホホという板挟みな気持ちが切ないです。お年寄りにこんな思いをさせちゃいかんですよ。有名俳優が読むシリーズだけど、この朗読のJohn Gielgudって知らないなあ。渋いおじさんの声。イギリス人らしくて私には聞き取りづらい。